最近は豚は豚でも、加工肉の仕事をすることが多くなっています。
加工肉の世界でも、一般の方と業界の人との常識にズレがあります。
その中の一つが、ウインナーの焼き方です。
実はとっても簡単に美味しく焼く方法があるんです。
ただフライパンで焼けば良いんでしょっと思った貴方、違うんです。
お肉業界の人で、ウインナーをただ焼いて出してくる人はいません。
お肉業界の常識知りたくないでしょうか?
目次
美味しく調理されたウインナーとは
そもそも美味しいウインナーって何だよ、焼けてれば何でも同じと思ってないでしょうか?
私は、この業界に入るまで何でも同じと思ってました。
実は、美味しく調理されたウインナーは外はパリッと、中はジュワッとなります。
単に焼くだけだと、強火でも弱火でも上手に焼けません。
ほんの一手間かけるだけで、良さげな居酒屋で出てくるようなウインナーを作ることが出来ます。
簡単に美味しくウインナーを焼く方法
フライパンに水深約2センチになるように水を入れる
強火で沸騰させる
ウインナーをフライパンに投入する
ウインナーをフライパンの上で2分転がす
フライパンのお湯をウインナーが落ちないように注意して捨てる
ウインナーを中火で、少し焼き目がつくまで転がしながら焼く
以上終わりです。簡単ですよね。
美味しく焼ける理由
外パリ中ジュワで焼くためには、まずウインナー全体を温め、その後に外側だけ焼く必要があります。
ボイル(煮る)することによって、ウインナー全体が熱くなります。
その後、お湯を捨てて焼けば、外側がパリッとなるように焼けます。
また、少しだけ、焼き目をつけることでメイラード反応が起きて香ばしさが増します。
メイラード反応とは
魚や肉などの中に含まれるアミノ酸と糖が加熱によって結びつき、起こる反応。香ばしい風味と褐色の焼き色が出る。
ウインナーの焼き方もステーキの焼き方も本質は同じ
以前のブログに詳しく書きましたが、ステーキの美味しい焼き方も本質は同じです。
中ジュワ外カリっと焼くことで、ステーキもレストランを超えることができます。
詳しくはこちら
家で食べるサイコロステーキ の上手な焼き方 - ぶたぞーブログ
まとめ
身近なウインナーも焼き方によって、美味しさが格段に増します。
美味しい焼き方は、かなり簡単です。
フライパンに少し水を入れて煮焼きして、最後はお湯を捨てて焼くだけです。
その焼き方は、本質的にステーキの焼き方にも通じています。
是非とも一度お試しあれ。
特にそもそも美味しいウインナーをこの方法で焼くと完全にお店超え。
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信州ハムさんの軽井沢あたりが、お肉業界では鉄板ですね。